第3回電王戦

5月の選手権の上位入賞者が出ると思っていたので、
将棋電王トーナメントという予選が行われるのは嬉しいです。


さて、第2回電王戦とのルールの違いが下記ブログでまとめられています。


コンピュータ将棋協会blog
http://www.computer-shogi.org/blog/denosen_iii_public_announcement/


今回いかにプロ棋士に有利なルールが作られたかがよく分かります。
勝敗を拮抗させることは興行として重要かも知れませんが、
コンピュータが上手のハンデ戦の印象が拭えず、残念です。


持ち時間が長くなればプロも少し余裕を持って戦えると思うのですが、
前回と同じ4時間をベースに考えていると谷川会長が仰っていました。
持ち時間はいくら増えようとも公平だと思いますし、
船江五段は時間に追われ苦しそうでしたし、塚田九段も6時間必要だと仰っていました。
持ち時間はプロが最も指しやすいようになれば良いと思いますが、
これも興行としてはある程度上限があるのでしょうね。


ルールについては色々思うところもありますが、
対局されるプロ棋士の方々は、そのルールに従って最善を尽くされるのだと思います。
研究手順通りプロ棋士が勝っても、予想外の展開になり負けても、対局者が非難されることが無いことを願います。