電王戦第二局 佐藤慎一四段 対 Ponanza

生放送で全部見ました。将棋を見ているだけで、私は胸が苦しかったです。将棋終わってから少し泣きました。


電王戦において、
GPS将棋はフリーソフトだし、
習甦、ツツカナはプロ棋士にソフト提供があったし、
Puella αはソフト提供無しだけど、昨年ボンクラーズを提供しているので、塚田九段はそれで練習可能。
本当の意味で初手合いとなるのはこの第二局だけでした。
そういうこともあって、コンピュータ将棋の実力を知れるのは、
もしかしたらこの対局だけかも知れないと思って、一番楽しみにしていました。


結果はPonanzaの辛勝。
形勢は二転三転し、本当にどちらが勝ってもおかしくない将棋でした。


中終盤はまともに戦うとコンピュータに勝てないと考えている人が大勢いた中、十分に渡り合った素晴らしい内容でした。
ただ、時間が少なくなってきた終盤、ミスが出て一気に寄せられてしまったという印象です。


現役プロ棋士の初黒星という結果は一生ついて回るかも知れないですけれど、
本当に内容に胸を張って欲しいと思いました。


私自身は、コンピュータがプロを超えているという世間の認識には疑問を持っていたので、
今回の対局で、長時間のプロ棋士の強さをコンピュータ将棋開発者を含め、再認識出来たことが嬉しく思いました。